みんなで創り上げる授業

9月から後期の授業が始まり、火曜日は午前中に近畿大学、午後に大阪芸大というハードスケジュールです。少し慣れてきました。近大では「みんなで作り上げる」授業を目指して、学生間でディスカッションやワークショップをしてもらい始めました。先生が一方的に教えるのではく、テーマに基づいて学生が各自の考えを出し合ったり、一緒に作業したりし合いながら進んでいきます。

建築においても、建築家が一方的にデザインを押し付けるのではなく、クライアントのニーズや思いをお伺いしたり、それを受けてのデザインの意図を丁寧に説明したり、クライアントと何度もキャッチボールしながら、世界に一つだけの思いの詰まった建築を共に創り上げていきたいと思っています。そうすることで、出来上がった時が一番素晴らしいのではなく、永く愛で育てていってもらえる建築が生まれるのではないかなと思っています。

 

授業も、建築も、みんなで作り上げてゆくのが楽しい!

学生の公共性をテーマにしたレポートで印象に残った文章です。

市民に参加してもらうためには、リーダーシップが大切なわけではくて、苦手なことは得意な人に頼んだり、気軽に話し合える環境を作ることが大切。完璧でないほうが、色々な方向に進み可能性を秘めているし、参加者が手を加えて自分たちのものにすることができると思った。完全に出来上がったものだけが良いものだとは限らない。

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