今年の8月に事務所を移転しました。
事務所ができるまでのストーリーと新しい事務所の様子をご紹介します。
リビングのようにリラックスして働くことができるオフィスを目指しました。
移転先は兵庫県の西宮市と宝塚市の境にある仁川沿いのビルの5階です。
晴れの日にはあべのハルカスや和歌山の山並みまで見通せる、風通しの良いロケーションです。
大工さんに入っていただき改装工事が始まりました。まずは解体工事からです。
壁に画鋲やテープを使って、資料を貼らずに済むように、塗り壁の下に磁石が付く塗料のマグネットペイント(黒い塗装)を塗ります。
今まで塗り壁の下に塗る前例はなかったので、塗厚や使用するマグネットを検討しながら塗装します。
塗り壁は苆(すさ)を入れて柔らかな表情になるようにしています。
左がスタッフの橋本、右は83歳の左官職人さんです。
床の仕上げには一般的なフローリングと違い、細い板材を引き詰めていきます。
オイルを塗って仕上げると一気に完成が近づいたように感じます。
本や模型、資料の多い設計事務所には欠かせない本棚を仮組して色の検討をしています。
壁に色を合わせて自分たちで棚板に塗装をしています。
塗装した棚板を大工さんに組み立てもらいました。
蛍光灯からスリムで調光もできる優れもののLED照明に取り替えました。
元々の色に合わせて天井を塗装し、穴や照明の取り外した跡を補修しています。写真はまだ一度塗りですがかなり目立たなくなっています。
家具、ブラインド等が搬入されいよいよ事務所が完成です!
打合せスペースは南向きの一番ロケーションの良い場所に配置しました。
テーブル、チェアは当事務所がデザインした「IDENTITY」です。
開放感のある作業スペースは照明をつけなくても日中は十分明るく居心地のよい環境です。
長手方向に気持ちの良い風が流れていきます。
オセロハウスの模型の下は水回りとなっています。
改修後の写真は、緋田昌重さん撮影です。
たくさんのご協力をいただき、新しい事務所ができました。
本当にありがとうございました!
コメントを残す