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魚津の風景は、3000m級の立山連峰と深い富山湾が至近距離で向き合うことで、際立った奥行きを生み出し、まち全体の風景の骨格を形づくっている.

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春には海上に蜃気楼が立ちのぼり、夏には山から心地よい風が吹き下ろし、冬には雪をまとった立山連峰が凛とした姿を見せる.

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日本海の波や立山連峰の稜線をモチーフとしたというむくり屋根が特徴的な大型スポーツ施設「ありそドーム」 が背後に構えている.この特徴的な外観との調和も欠かせないと感じ、ありそドームから派生した低いむくり屋根をかたちづくることとした.これにより、魚津の風景から少しスケールが切り離されて見えるありそドームの高い屋根に、周辺環境との有機的な繋がりをもたらそうと考えた.

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本建築はCLT梁を用いた木架構とし、「ゼロカーボンシティ宣言」をする魚津市の新たな姿勢を感じられるようにした.

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学校水泳授業も受け入れる公共屋内温水プールであり、魚津市内のすべての小中学校・保育園・認定こども園の生徒が送迎バスで訪れる.

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ありそドームへと続くプロムナード上に,CLT梁のはねだし庇を設け,市民の方を出迎えるとともに,学校水泳の送迎バスが停止し,子どもたちが雨,雪に濡れずに建物に入ることができる.

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全長37m、最大梁せい1,600㎜のむくりCLT梁19本の架構形式.

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人を迎える西面から反対側の東面へ片流れ屋根とし,落雪場を設けることで,落雪による事故を防ぐとともに,雪国ならではの設えが雪の風景との調和を生む.

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魚津のダイナミックな風景と連続するおおらかなCLT梁下の空間で市民を包み込む.CLT梁は最大25mスパン,全長37mで国内最大.

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手前からプール,ギャラリー,半月窓,駐車場とCLT梁がおおらかにつなぐ.

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小さなお子さんが顔を水につけやすいよう,富山湾の海の生き物を小プール底に描いた.また,東面の窓から立山連峰を望むことができ,魚津を建物・風景から感じることができる.

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水面に反射する光で子どもたちが監視しづらくならないように東北面開口から柔らかい光をとりこむ.プール室の天井高は可能な限り低くし、気積を抑えた.天井を低く抑えることによりCLT梁は人に近づき、木の量感とむくりが活かされた温かみのある空間が生まれた.

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プールタイルは子どもたちにも安全で水中ウォークもしやすいように滑りにくいノンスリップ仕様を単調にならないよう,5色のタイルで水面を表現.

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プールとギャラリーの間は柱やサッシ枠を設けず,見通しをよくすることで子どもを安心して見守ることができる.

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ギャラリーには、広場のような多様な振る舞いがある.高さや奥行きの異なるベンチは、その振る舞いを受け止め、イベント時にはスタッキングすることも可能.

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小プールと25mプールの長手に面することで,自分の子どもの前で見届けることができる.

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コミュニティールームはカーテンで仕切ると幼児の着替えコーナーとしても活用可能.またカーテンは海際の強い西日も遮る.

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照明は波をイメージし,プールが見やすいよう,プール際ほど暗くなっている.また,ベンチも波をイメージし,高さが違うベンチが並ぶ.

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プロムナードはありそドーム内部へと続き,各施設へとアプローチできる.大庇により雨に濡れずありそドームへアプローチすることもできる.

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エントランスからプールを望むことができる.

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時間とともに表情を変える外壁.

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プロムナードを照らす軒の光.内部の活動が伺える半月窓.

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日本海の風景と呼応するありそドームとプールのむくり屋根.

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4mのはねだし梁が3mピッチで並ぶ.

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夏と中間期には東南東の山から心地よい風が吹き込む.

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ギャラリー上部の力強い梁とそれを受けるコンクリート.その間の窓から風が通り抜ける.

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自然通風や採光の活用、プール部の気積を抑える計画に加え、従来は見過ごされてきたプール缶体の断熱にも取り組んだ.国内の単体屋内プールとして初めてZEB Ready(設計段階)を実現.