サウンディング試験という簡易な地盤調査をしました。
住宅の地盤調査は一般的にこの工法が用いられます。棒を地中に突き刺して、柔らかい土の層(粘土)か硬い土の層(礫質土)かを判定します。建物が踏ん張ることのできる硬い土の層が地表面から浅いところにあれば、そのままでオッケーですし、深いところにあれば、柔らかい土の層を固くするため地盤改良などを行います。
目に見えない部分ですが、建物が傾かないようにするために、とても大切なことです。
調査の結果、今回は硬い土の層(支持地盤)が地面から約2.2-2.5mの深さにあったので、地盤改良を行いました。
住宅の地盤改良には、大きく2つの工法があります。
建物の下を全面改良する表層改良。これは支持地盤の深さがおおよそ2mまでのときに採用します。全面の土を一度掘り起こすので、深いと不向きなのです。
もう一つが、今回採用した柱状改良です。円柱状に改良を行う方法で、今回は25本分の改良を行いました。
下の写真のねずみ色の部分が粘土層(柔らかい土)です。
最後はしっかりとコテで平らにして完了です。
少し気をつけておきたいのが、地盤改良は瑕疵担保保証の範囲外であるということです。別途保険に入る必要があります。大概10年保証は付いていると思いますが、今回は20年保証にしました。万が一、地盤が傾いたときに、地盤と建物の補修費を上限金額まで保証してくれます。
しっかりした地盤が完成し、これから基礎工事です!
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